【多少ネタバレ】遅ればせながら「君の名は。」を見ました
Gakuです。
はてなブックマークで「君の名は。」の評価記事が結構上がっていたのは知っていて、話題になってるし「見ないとな~」と思っていました。
ようやく、「君の名は。」を見てきましたので、批評を書かせて頂きたいと思います。
正直みたくなかった
見ないとな~見ないとな~と思っていたんですけど、
「正直みたくなかった」
この感情でずっと見るのを先延ばしにしていました。
何故ならば、新海誠さん監督の「秒速5センチメートル」を見て爆死した経験があるからです。
2007年公開ということは、今から9年前で、ちょど僕が高校生の頃に見た映画ですね。
思春期まっさかりの僕にはかなりの精神的ダメージを負った記憶があります。
高専なんて「青春」という二文字を完全に抜き去った生活をしているやつらばかりですよ。
秒速5センチメートルを友達に「見ろ」と言われて見た暁に、殺意が芽生えた程です。
案の定、1ヶ月から3ヶ月の間、なんとも言えない「虚しさ」を味わいながら生きていました。
この経験があるので、今回の「君の名は。」本当に見たくなかった。
「見たいけど。。。見たら死ぬことがわかっていた」
新海誠さん作品はその他もちょこちょこ見ていました。
秒速5センチメートルを見た後、新海誠さんの作品の
は見たことがあったのですが、正直秒速5センチメートルの爆死具合に比べると軽傷に済んでいた自分がいました。
なので、見たら死ぬ怖さもあったんですが、
「まぁ、また話題性だけだろうな~」
と思っていた自分がいました。ごめんなさい。
そして余裕の爆死
新海さん、
「僕を殺す気でしょうか?」
今、虚しい気持ちでいっぱいです。
いや、わかってるんですよ。こんなキレイな形での恋愛なんて無いのは知っていますよ。
でもね、僕も高校生時代、時々夢に見ることがあったんですよ。
「かわいい女の子を救っている夢を。。。」
実はその夢は現実にあった出来事で、それを僕は忘れているだけで、いつか運命の人と出会える日が来るんじゃないかって。。。
高校生時代にそんな思いがあったことを、25歳の社会人をしないといけないのにニートで無職な時期に思い出させに来やがった。
虚しさ超えて虚無感に包まれています。
「君の名は。」から考えるメッセージ
秒速5センチメートルで新海さんが訴えたかったことって、
「初恋は初恋、実ることなんてないよw」
だと思ってます。
で、「君の名は。」で伝えたかったメッセージって、
「夢は夢だよw白馬の王子様なんていつまでもこないからねw」
だと感じました。
「あれ、「君の名は。」はハッピーエンドなんじゃ?」
と思った方もいるかもしれません。
こう思ったのは、ラスト5分の必要性を考えたからです。
実は「君の名は。」のラスト5分って作る気なかったんじゃないの?って思ってます。
あまりにも秒速5センチメートルのラストが虚しすぎたので、今回の「君の名は。」はその批判から敢えて付け加えたんじゃ?と考えた時、僕の中ではこのメッセージがぴったりと当てはまりました。
まぁ、僕が無類の「バッドエンド」好きなためそう思っただけで、やはり「ハッピーエンド」の方が日本人受けは良いですからねw
もしラスト5分がなければ、「君の名は。」のメッセージは
「夢は夢だよw白馬の王子様なんていつまでもこないからねw」
です(´・ω・`)b
おわりに
虚しすぎて、何も手につきません。
高校生の頃に勇気を振り絞って「告白」して振られた時の気持ちと似ています。
ただ、「君の名は。」を見てこれだけは言えます。
「新海さん、これだけ僕の気持ちを揺さぶってくれてありがとう!」
と。。。
間違いなく名作ですので、まだ見ていない方は一緒に見て爆死しましょう(´・ω・`)b